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«ONINPUT対応» 正常仕損・正常減損 - 度外視法(単純総合原価計算)

日商簿記検定二級工業簿記をターゲットに、正常仕損・正常減損(単純総合原価計算)を学習します。

正常仕損 正常減損 は、製品の製造にあたって通常発生すると予想される範囲内の仕損、減損をいいます。

  • 仕損は、製造途中で不良品が発生すること。

  • 減損は、蒸発などにより材料の一部がなくなること。

仕損や減損の原価は、仕損費、減損費といいます。

度外視法 は、正常仕損・正常減損の原価(正常仕損費・正常減損費)を計算上、完成品や仕掛品の原価として計算します。

正常仕損費と正常減損費の処理方法は、完成品や月末仕掛品の原価に加算します。「完成品や月末仕掛品に負担させる」といいます。

  • 月末仕掛品の加工進捗度よりも仕損・減損の発生時点が後のとき、完成品のみ負担。

  • 月末仕掛品の加工進捗度よりも仕損・減損の発生時点が前のとき、完成品と月末仕掛品が負担。(両者負担)

正常仕損費・正常減損費を完成品のみに負担させる場合、完成品の原価に含めます。

正常仕損費・正常減損費を完成品と月末仕掛品に負担(両者負担)させる場合、そもそも発生しなかったものと考えて、月初仕掛品原価と当月製品費用の合計を、完成品と月末仕掛品に按分します。

学習用計算フォームから正常仕損(単純総合原価計算)の処理をみていきます。

生産データ
月初仕掛品
(数字5桁まで)個
(加工進捗度 %)
当月投入
(数字5桁まで)個
合計
正常仕損
(数字5桁まで)個
(加工進捗度 %)
月末仕掛品
(数字5桁まで)個
(加工進捗度 %)
完成品
総合原価計算表
月初仕掛品原価
直接材料費(数字8桁まで)
加工費(数字8桁まで)
当月製造費用
直接材料費(数字8桁まで)
加工費(数字8桁まで)
合計
直接材料費合計
加工費合計
月末仕掛品原価
直接材料費
加工費
完成品総合原価
直接材料費
加工費
完成品単位原価
直接材料費
加工費
原価配分方法
  • 平均法
  • 先入先出法
正常仕損費の処理
  • 度外視法による。
  • 仕損品の評価額は0円。

仕掛品
月初仕掛品 完成品
直接材料費 直接材料費
加工費 加工費


当月投入
直接材料費
加工費



月末仕掛品
直接材料費
加工費




『«ONINPUT対応» 正常仕損・正常減損(単純総合原価計算)』を公開しました。

«ONINPUT対応» は、計算フォーム入力時に計算を実行して、表示を自動更新します。なお、ブラウザのバージョンなどにより機能しないこともあります。その際は、更新ボタンを試してください。

ファイナンシャル・プランニング
6つの係数

終価係数 : 元本を一定期間一定利率で複利運用したとき、将来いくら になるかを計算するときに利用します。

現価係数 : 将来の一定期間後に目標のお金を得るために、現在いくら の元本で複利運用を開始すればよいかを計算するときに利用します。

年金終価係数 : 一定期間一定利率で毎年一定金額を複利運用で 積み立て たとき、将来いくら になるかを計算するときに利用します。

年金現価係数 : 元本を一定利率で複利運用しながら、毎年一定金額を一定期間 取り崩し ていくとき、現在いくら の元本で複利運用を開始すればよいかを計算するときに利用します。

減債基金係数 : 将来の一定期間後に目標のお金を得るために、一定利率で一定金額を複利運用で 積み立て るとき、毎年いくら ずつ積み立てればよいかを計算するときに利用します。

資本回収係数 : 元本を一定利率で複利運用しながら、毎年一定金額を一定期間 取り崩し ていくとき、毎年いくら ずつ受け取りができるかを計算するときに利用します。

積み立て&取り崩しモデルプラン

積立金額→年金額の計算 : 年金終価係数、終価係数、資本回収係数を利用して、複利運用で積み立てた資金から、将来取り崩すことのできる年金額を計算します。

年金額→積立金額の計算 : 年金現価係数、現価係数、減債基金係数を利用して、複利運用で将来の年金プランに必要な資金の積立金額を計算します。

ファイナンシャル・プランニング
債券利回り計算(単利)

最終利回り計算(単利) : 債券を購入時点から、最終償還日まで保有していた場合に得られる収益の利回りを単利にて計算します。

所有期間利回り計算(単利) : 債券の購入時点から、最終償還日前の売却時点までの所有期間に得られる収益の利回りを単利にて計算します。