@nifty WiMAX 試験サービスモニターをブログ記事から振り返ってみます。
2009 年 3 月 19 日、 「@nifty WiMAX試験サービス モニターご当選のご連絡」のメールを受信。2009 年 6 月 30 日までの @nifty WiMAX 試験サービス期間中、データ通信カード(USBタイプ)を無償で貸与され、月額費用もこの期間中は無料。この @nifty WiMAX 試験サービス利用について、ブログ記事のリンクとともに振り返ってみます。
@nifty WiMAX試験サービスモニターに当選
(2009年03月19日)
UQ WiMAX モニターと @nifty WiMAX モニターとでは
(2009年03月20日)
@nifty WiMAX 試験サービスモニター機を受け取りました
(2009年03月20日)
手持ちの機器では・・・
(2009年03月21日)
モバイル WiMAX に接続
(2009年03月21日)
iPod touch で UQ WiMAX 接続を利用する奥の手
(2009年03月22日)
アクセスポイント機能のある Wi-Fi アダプタを買い足すという手も
(2009年03月23日)
モバイル WiMAX を室内で 2.6 Mbps で利用中
(2009年03月24日)
@nifty WiMAX で @nifty 動画を視聴してみました
(2009年03月27日)
WiMAX Wi-Fi ゲートウェイ
(2009年03月27日)
KOJINSHA SA5KL08A を調整
(2009年03月29日)
モバイル WiMAX、屋外で初接続
(2009年03月29日)
3D USB アダプタを使ってみました
(2009年04月03日)
WiMAX と Wi-Fi 接続環境を持ち出して iPod touch でモバイルインターネット接続
(2009年04月06日)
今夜の自宅での WiMAX は・・・途切れる
(2009年04月07日)
今朝の自宅での WiMAX は・・・認証中
(2009年04月09日)
UQ WiMAX FAQ によると
(2009年04月10日)
WiMAX ウォーキング 葛西・旧江戸川
(2009年04月10日)
東京・日本橋の WiMAX 電波強度
(2009年04月12日)
@nifty WiMAX 試験サービス 3 週間経過
(2009年04月12日)
UQ WiMAX ソフトウェアのアップデート
(2009年04月14日)
UD01NA で2台目のアップデートは・・・
(2009年04月14日)
UQ WiMAX 小型屋内用基地局を設置
(2009年04月15日)
UQ WiMAX ソフトウェアアップデート後のアップデート、Vista では・・・
(2009年04月15日)
WiMAX 接続の共有とウイルスセキュリティの相性
(2009年04月15日)
WiMAX ソフトウェアアップデート
(2009年04月16日)
WiMAX 通信機能の内蔵
(2009年04月16日)
錦糸町から両国までの WiMAX 電波状態
(2009年04月16日)
UQ WiMAX ソフトウェアアップデート後、自宅室内で安定
(2009年04月16日)
WiMAX 電波とコンクリートの壁
(2009年04月17日)
GW-USMicroN のソフトウェアアクセスポイント機能
(2009年04月17日)
小川町から浅草橋までの WiMAX 電波状態
(2009年04月27日)
SC3WX06AS に WiMAX 端末などをセットアップ
(2009年05月05日)
ワンセグデータ放送を WiMAX で
(2009年05月05日)
雨の日は屋内で WiMAX
(2009年05月08日)
神谷町から四谷三丁目までの WiMAX 電波状態
(2009年05月09日)
銀座コリドー通りの WiMAX 電波状態
(2009年05月14日)
BIGLOBE 高速モバイル WiMAX の発表
(2009年06月01日)
WiMAX 試験サービス あと1ヶ月
(2009年06月01日)
ActiveSync 経由で PocketPC から WiMAX 接続利用
(2009年06月02日)
UQ WiMAX の最近の状況を発表
(2009年06月08日)
@nifty WiMAX は、2009年7月1日に申し込みスタート
(2009年06月08日)
UQ WiMAX http://www.uqwimax.jp/ の MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)方式により提供される @nifty のモバイル WiMAX サービスです。
あくまでも、わたしが試験サービスを利用した際の感覚的な目安です。USENのスピードテスト http://www.usen.com/speedtest/ での実測値が基になっています。
通信速度は、測定ツールなどの測定条件により数値がだいぶ異なることがあります。また、同じような電波強度であっても場所などの条件によっても異なることがあります。さらに今後の基地局等のチューニング状況によっても変化することが予想されます。
アンテナ本数(6本中) | 強度表示 | スピード |
6 | 最強 | 5 Mbps 以上 |
5 | 強 | 5 Mbps 前後 |
4 | 中 | 4 Mbps 前後 |
3 | 弱 | 3 Mbps 前後 |
2 | 微弱 | 2 Mbps 前後 |
1 | 1 Mbps 前後 | |
0 | 無し | 1 Mbps 未満 |
圏外 | 接続なし |
自宅で WiMAX 接続できる位置を探すために、USB 延長ケーブルを利用しました。自宅での電波強度は、最高でも”弱”、アンテナ本数は 2/6本。自宅からいちばん近い UQ WiMAX 基地局があると思われる地点は、直線距離で 500 m 程とみています。
その基地局がある方向に近い南東方向の窓際に固定しました。なお、自宅には、北西方向にも窓があります。こちら側には、1 km 以上離れたところに別の UQ WiMAX 基地局があると思われます。電波強度は”微弱”。電波が弱いためか、ほんの数 cm 動かしただけでも電波状態や通信速度が大きく変化します。また、同じ場所に固定していても、日が経つにつれて、電波状態や通信速度が変化していきました。試験サービス中であるからかもしれません。
無償貸与された WiMAX 通信アダプタ UD01NA は、コネクターが可動・回転するタイプでしたが、わたしが利用していた PC では、USB 端子の位置がちょうど手で持つ位置にありました。そのため、3D USB アダプタを利用して、少しでも持ちやすいように工夫してみました。
サンワサプライ 3DUSBアダプタ AD-3DUSB8
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Microsoft® Windows® XP、VistaのICS(インターネット接続共有機能)を利用して、WiMAX 接続を Wi-Fi 環境に対するインターネット接続共有に設定して、iPod touch の Wi-Fi 機能でインターネットの利用を試してみます。
まずは、自宅で利用している Wi-Fi アクセスポイント機器をつなげて試してみました。このWi-Fi アクセスポイントは、DHCP 機能のある ADSL モデムにつなげていましたので、WiMAX 接続の ICS の設定のみで利用可能となりました。iPod touch においても、このWi-Fi アクセスポイントに接続する設定が済んでいますので、iPod touch の設定も変更することなく、インターネットへ接続することができました。
また、たまたま持ち合わせていた USB パワーケーブルが、この Wi-Fi アクセスポイントの電源に利用できそうでしたので、PC の USB から電源供給して、PC のバッテリーのみで動作が可能となりました。ちなみに当然ながら、PC のバッテリーの減りは早くなりました。
これにより、iPod touch でも UQ WiMAX サービスエリア内で移動しながら、インターネット接続ができるようになりました。
ただ、ハンドオーバー(基地局移動)の後は、iPod touch から Wi-Fi 接続を再設定するなどしないと、実際のインターネット接続が維持できないようです。
わたしは、ウィルス対策ソフトにウイルスセキュリティを利用しています。ICS(インターネット接続共有機能)を利用する場合、このウイルスセキュリティのファイアウォールの設定を「インターネット接続共有に最適な設定を適用する」にすることや、ゾーン管理にて WiMAX 接続のエントリを「インターネット接続共有設定」にすることが必要になります。
前回の「ICS(インターネット接続共有機能)の利用(1)」では、Wi-Fi アクセスポイントの電源を USB パワーケーブル が利用できたことによって、PC の USB から供給して、UQ WiMAX サービスエリア内で移動しながら iPod touch でインターネット接続できるようになりました。この構成で、持ち歩けないことはないのですが、もっとスマートにできないだろうか。そこで目をつけたのが、ソフトウェアアクセスポイント機能のある Wi-Fi 子機の利用です。
PLANEX 11n Draft2.0/g/b対応 無線LAN 小型USBアダプタ (WPSボタン) GW-USMicroN
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PLANEX GW-USMicroN という Wi-Fi 子機には、ソフトウェアアクセスポイント機能があります。これと ICS(インターネット接続共有機能)を利用して、WiMAX 接続を Wi-Fi 環境に対するインターネット接続共有に設定して、iPod touch の Wi-Fi 機能でインターネットの利用を試してみます。
ソフトウェアアクセスポイント機能と iPod touch の Wi-Fi 機能にそれぞれセキュリティの設定などを行います。PLANEX GW-USMicroN のソフトウェアアクセスポイント機能を有効にすると、このユーティリティが自動的に ICS の設定を行う仕組みのようです。これで、iPod touch の Wi-Fi 機能でインターネット接続ができるようになりました。持ち歩く場合でも、スマートになりました。
ソフトウェアアクセスポイント機能は、その名の通り PC ソフトウェアであるためか、アクセスポイント機器での接続と比べるとだいぶスピードが遅い場合があるように感じられます。iPod touch のインターネット接続を利用するアプリケーションで、通信量が少ない、あるいは最適化されているのであれば、気にはならないような程度なのですが、そうでないアプリケーションでは遅く感じられます。