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『ファイナンシャル・プランニング』に関するスキルが重点テーマです。また、投資に関連して、『コーポレート・ファイナンス』や『会計』などについてもみていきます。

FP[1]ライフプランニングと資金計画の最近のブログ記事

きょう、2009 年 9 月 15 日で、今回の「100年に1度」といわれる金融危機の象徴となっている「リーマン・ショック」から1年になります。金融における規制緩和・自由化の流れからみれば、その自己責任のひとつのあらわれとみられることもあるようです。

 

近年進められている規制緩和・自由化は、自己責任増大の認識とあわせてセーフティネットの強化が重要であることが、よりみえてきました。

今回の金融危機に関連して、いま思い浮かぶままのことを投稿させていただきたいと思います。

 

日本では、この金融危機にあわせて、雇用の問題がクローズアップされてきています。雇用についても規制緩和が進められていたなか、その問題点が取り上げられていたところで、今回の金融危機による実体経済の悪化が重なってしまったようにもみえます。

規制緩和の見直しとなるのか、セーフティネットの強化となるのか。政権交代が現実となり、規制緩和が見直される方向であるようです。

 

雇用契約締結にあっては、雇用する側の企業が、雇用される側の労働者より優位な立場である場面が多いようです。このようなことと、双方の自己責任の原則のバランスが考慮されればと、と思われます。また、企業の雇用、雇用計画などに関する情報開示、その情報開示に関する指針など、現在の実情にあわせた内容で積極的に実施されると、とも思います。

 

金融市場は落ち着きを取り戻したといわれています。今後、金融におけるこれまでの規制緩和・自由化の流れに変化があるのか注目していく点であると思います。

そして、今現在の最大の注目点は、雇用です。景気が良くなれば雇用も良く・・・という見方もありますが、好況と不況を繰り返すという景気循環を考えれば、また、先の好況時の雇用や所得の問題を振り返れば、対策が必要になるでしょう。

年金現価係数

ファイナンシャル・プランニング『6つの係数』は、ファイナンシャル・プランニング技能検定試験の実技試験で必ず出題される事項です。

そのうちのひとつ、年金現価係数とは。

日本 FP 協会が実施している2級ファイナンシャル・プランニング技能検定試験(資産設計提案業務)実技試験の平成 20 年 5 月試験問題の一部をみてみます。

なお、試験問題の全文は、日本 FP 協会の Web サイト http://www.jafp.or.jp/ にて公開されています。

 

問26

五十嵐さんは66歳からの20年間、それまで準備してきた資金から毎年末に100万円ずつを取り崩していきたいと考えている。年利3.0%で複利運用するとした場合、65歳の時点でいくらの資金があればよいか。

 

年金現価係数は、この問のように、元本を一定利率で複利運用しながら、毎年一定金額を一定期間取り崩していくとき、現在いくらの元本で複利運用を開始すればよいかを計算するときに利用します。

さて、この問題を解くにあたり、係数早見表が試験問題中に提示されています。ここでは、年金現価係数の列のみを取り上げます。

<係数早見表(年利3.0%)>
  年金現価係数
1年 0.971
2年 1.913
3年 2.829
4年 3.717
5年 4.580
6年 5.417
7年 6.230
8年 7.020
9年 7.786
10年 8.530
15年 11.938
20年 14.877
25年 17.413
30年 19.600

年金現価係数の年利3.0%の係数早見表より、期間が20年のときの係数14.877を使用します。

(年間取り崩し額)100万円×(年利3.0%、20年間の年金現価係数)14.877

=14,877,000円

となります。

 

年金現価係数を使って試算する Web アプリを公開しています。

ブラウザー(クライアントマシン)にインストールするものは何もありませんし、シンプルに年金現価係数を使って計算結果を表示するだけのものですので、すぐに利用できるものと思います。試してみてください。

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 (2011.08.28 21:00)