二種証券外務員資格試験対策・受験記
「証券外務員」は、証券会社など(証券業務を行っている銀行などを含みます。)で、証券業務を行う者をいいます。 証券外務員になるには、証券会社などに入った後、その氏名等を金融庁に登録することが、証券取引法により義務付けられています。証券外務員として登録を受けるためには、「証券外務員資格」を保有していることが前提となります。
証券外務員資格試験の受験資格は、従来、日本証券業協会の協会員(証券会社や金融機関)の役職員等に限定されていましたが、二種外務員資格試験については、平成16年9月から、協会員の役職員以外の者の受験ができるようになりました。証券に興味のある方や、将来、証券業務に就こうという方などの受験も増えているようです。
証券外務員資格試験の合格者は、証券会社などを通じて登録を受けないと証券業務は行えません。証券外務員資格のままでは、証券業務を行えませんので、念のため。
試験は、アール・プロメトリック㈱の試験会場で、パソコンにて行われます。問題数は70問で、合格ラインは210点以上(70%)。○×方式の問題は1問2点、五肢選択方式は1問10点です。
証券外務員資格試験を受験する際の参考教材として、「証券外務員必携」は、日本証券業協会が制作・発行したものです。第1巻~第3巻と、追補版(株式会社法概論)があります。
ところが、比較的短期間で証券外務員資格取得をと考えると、「証券外務員必携」はちょっとボリューム感があります。
そのため、受験対策として、他の参考書・問題集を利用される方が多いようです。
わたしが、今年2006年に二種外務員資格試験を受験・合格したときに使用した参考書・問題集です。
証券外務員二種合格のためのバイブル第6版 | ||
試験の出題にあわせて、内容が絞られています。本書の記述の80%~90%は覚えて試験に臨むといいと思います。理解度チェックのための問題や、本番を想定した練習問題も収録されています。 | ||
証券外務員二種試験対策問題集(2006年度版) | ||
持ち運びによく、電車などの移動時に活用しました。 | ||
証券外務員〔二種・信用・一種〕合格のためのトレーニング | ||
問題をもう少しやっておきたいと思い、購入しました。2005年発行ですので、株式会社法概論など会社法に関係する箇所は注意が必要です。 |
そのほか、よく利用されている参考書です。
証券外務員二種完全攻略ガイド(2006年度版) | ||
最短合格よくわかる証券外務員二種(2006年度版 上巻) | ||
最短合格よくわかる証券外務員二種(2006年度版 下巻) |
今年2006年は、会社法が施行されましたので、書籍選びの際には、発行日に注意が必要です。また、金融商品取引法が成立しましたので、将来、受験を考えている方は、このことも気にしておいたほうがいいと思います。