耐タンパ性について、情報セキュリティ用語としての意味には、「物理的あるいは論理的に内部の情報を読み取られることに対する耐性のこと」がよくあげられます。さらに加えて、情報の改ざんに対する防衛機能の強度性能、のような意味でも使われます。
もともと、タンパー(tamper)は、「不法に加えて変更する、勝手に書き換える」などのような意味をもつ単語ですが、情報セキュリティ用語として、正当な鍵をもたずに暗号を解読しようとする悪意ある第三者のことを指している場合もあります。
平成19年度システム監査技術者試験の午前試験問題の問18をみてみます。なお、試験問題の全文については、情報処理技術者試験センターの Web サイト http://www.jitec.jp/ にて公開されています。
問18 IC カードの情報の解読や偽造に対して、物理的に情報を保護するための機能を示すものはどれか。
ア SECE
イ インターロック
ウ インボリューション
エ 耐タンパ性
答えは、エ。