リスクの分類には、純粋リスクと投機的リスクとに分ける考え方があります。
純粋リスクは、損失のみを生じるリスクで、投機的リスクは、損失あるいは利益が生じる可能性のあるリスクです。
純粋リスクについては、災害や事故など、投機的リスクについては、政治的経済的な変動などがあげられます。
保険が対象とするのは、純粋リスクであって、発生の確率が統計的・経験的に把握され(測定可能なリスク)、経済的価値の損失(経済的リスク)についてであるといわれます。
また、発生の確率は低いが経済的価値の損失が大きいリスクに対して、保険の活用が有効であるといわれています。