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2009年5月アーカイブ

銀座コリドー通りの WiMAX 電波状態

新橋駅から有楽町駅方面に歩いて移動する際、WiMAX 電波状態もついでにみてみることにしました。

JR 新橋駅銀座口から外堀通り・有楽町方面へ歩き出します。東京高速道路の高架下すぐ先に土橋交差点があり、そこを左ななめ前に入っていきます。この東京高速道路脇の一方通行の通りが、「銀座コリドー通り」、または「銀座コリドー街」ともいわれ、多くの飲食グルメ店が営業しています。

KOJINSHA SC3WX06AS に UQ WIMAX UD01NA を差し込んで、ユーティリティで電波強度をみながら通りを進んでいきます。高速道路とビルに挟まれた細い通りなのですが、この通りの両端では "" ながらも、通り全体を通して、おおむね "" から "最強" と WiMAX 電波状態はたいへん良い状態でした。

今回は、WiMAX 電波状態を見ながら外苑東通りを歩いてみました。

スタートは、東京メトロ日比谷線の神谷町駅出口です。東京タワー側の出口から出て、KOJINSHA SC3WX06AS の USB 端子に UQ WiMAX UD01NA を差し込んで起動してみると、電波状態は "" でした。

いつものことですが、IE 8 で So-net の動画ニュースにアクセスしながら進みます。ディスプレイをずっと見ながらだと危ないので、この映像音声でも接続状態を確認しながら、ちらちらっとディスプレイで電波状態を確認していきます。

東京タワー方向へ進んでいくと、麻布台一丁目の信号近くで "最強" でした。この先に外苑東通りと交差する飯倉交差点があります。ここでは東京タワーの先端が見えます。電波状態は "" でした。

ここから外苑東通りを進んで、六本木、青山一丁目、四谷三丁目へと向かいます。

(ロシアのプーチン首相の訪日が近いためか、ロシア大使館前では多くの警察官が検問などにあたっていました。)

飯倉片町交差点までの電波状態は、"" から "微弱"。So-net 動画ニュースの映像音声は安定していました。

飯倉片町交差点では、地下歩道に入ってみました。階段を下りきったところまでは電波が入ってきます。地下道を進んでいくと電波は無くなりますが、上りの階段近くになるとまた電波が入ってきます。

飯倉片町交差点を過ぎたところで、再接続。基地局移動(ハンドオーバー)のようです。

この再接続後の電波状態は、"" でした。この先の六本木五丁目の信号近くで "最強" となりました。六本木五丁目の信号で信号待ちをしていときに、再接続。再接続後も "最強"。

六本木交差点に向かうにつれて、電波は弱くなっていきます。六本木交差点では、"" から "微弱" でした。

東京ミッドタウンの前では、""。乃木坂陸橋が近くなると電波が無くなっていき、乃木坂陸橋のほんの手前の木陰に入ると圏外となり、So-net 動画ニュースの映像音声が途切れました。乃木坂陸橋を渡っている途中で接続。すぐ近くの近くの旧乃木邸前で電波状態は "" に。ちょっと先にある山王病院の前では、"最強" でした。

青山一丁目交差点に向かって進んでいくと、電波はどんどん弱くなっていきます。都営南青山一丁目アパートの近くでは "微弱"。外苑東通りはここの交差点を左に曲がります。そしてすぐ先の交差点を右に曲がります。この間に再接続。電波状態は "" に。青山一丁目交差点でも "" でした。

青山一丁目交差点を過ぎると、右手は東宮御所になります。電波は弱まっていき、北青山一丁目アパート前バス停付近で圏外になりました。圏外は続き、権田原交差点の手前で接続。JR 信濃町駅が近づくにつれて、電波は強くなっていきます。JR 信濃町駅前では、"" から "最強"。JR 信濃町駅を過ぎたところで、電波状態が "最強" だったにもかかわらず再接続。ただし再接続後も "最強"。

四谷三丁目交差点に向かって進んでいくと、電波は徐々に弱くなっていきます。四谷三丁目交差点では ""。

ほぼ 1 時間のウォーキングでした。

事前に UQ WiMAX http://www.uqwimax.jp/ のサービスエリアで確認して、今回の全区間で接続可能とみていたのですが、わずかの区間で圏外となってしまいました。ちなみに、IE 8 ではこのサービスエリアの地図を閲覧できていません。

基地局移動(ハンドオーバー)と思われる再接続にかかる時間は、5 秒から 10 秒。今回歩いた区間で再接続の発生回数は 6 回。

電波状態が "最強" のいくつかの場所で、USEN のスピードテスト http://www.usen.com/speedtest/ を実施してみました。4.5 Mbps から 5.5 Mbps。これまでも何ヶ所か "最強" の場所で実施していますが、これと同じようなスピードです。

そのほか気がついた点は、たまたまそういう場所を通ったのだとも考えられますが、東京メトロの駅地上出口付近で電波状態がよい場所がいくつもあるようです。

雨の日は屋内で WiMAX

東京は、雨の日が数日続いています。雨では、屋外で WiMAX を試してみようという気にはなれません。梅雨に入ったらますます屋外での利用機会が減っていきそうです。

さて、自宅では、これまでほぼ毎日 WiMAX の接続を試しています。電波状態は相変わらず "微弱" から ""。2.5 Mbps から 3.5 Mbps で接続できています。

室内では、USB 延長ケーブルを利用して WiMAX データ通信カードの置き場所を調整しています。 5 cm ほど動かしただけでも、電波状態あるいは通信速度が変わります。数日間同じ位置に置いたままにしても、接続状態が少しずつ変化しているみたいです。電波状態が弱いからかもしれません。ただ、それでも 3 Mbps 前後の速度が出ているようなので、その点は注目すべきと感じます。

わたしの自宅のテーブルの上においた状態では、WiMAX が圏外になってしまっていることは、何度かこのブログでも書いています。WiMAX 通信モジュールが内蔵された PC が発売されることになっていて、わたしもそれに注目していて、1 年後ぐらいには購入したいと考えています。ただ、いまの状況では自宅のテーブルの上では WiMAX が利用できないことになります。

内蔵された場合は、外部アンテナのようなものがあったりすると多少違うのかな・・・などと思ったります。

室内利用に向けて、WiMAX 電波を増幅するリピータの準備も進められているというニュースがありましたが・・・。

ワンセグデータ放送を WiMAX で

KOJINSHA SC3WX06AS では、標準でワンセグ受信ができます。すでにインストールされているソフトウェアではワンセグデータ放送にも対応しています。

ワンセグデータ放送は、放送波からのデータと、インターネットからのデータからなります。

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わたしの SC3WX06AS には、WiMAX 接続のセットアップが済んでいますので、ワンセグデータ放送のインターネットからのデータは、当然ながら WiMAX 接続によるデータ通信となります。その場合には、あらかじめワンセグソフトウェアから「通信を開始しますか?」というようなメッセージが表示されます。

ワンセグ放送の動画ビットレートは、128 kbps。動画サイズは、最大 320 × 240。

インテルによると、今年 2009 年 7 月には、WiMAX 通信モジュールを内蔵したモデルが発売される予定です。

そのときには、ワンセグ対応 PC でもあれば、ワンセグ放送受信時のデータ放送は WiMAX 接続で、という組み合わせもありでしょう。ワンセグ放送の動画ビットレートからすると、データだけでなく動画までも WiMAX でカバーできてしまいそうですが、そもそも、ワンセグ放送自体は無料ですから・・・。

SC3WX06AS に WiMAX 端末などをセットアップ

5 月 3 日に KOJINSHA SC3WX06AS が届きました。その日は、ウイルスセキュリティのインストールと、Windows Update を実施したところで終了でした。

ウイルスセキュリティは、 以前の PC で使用していたライセンスを利用します。ソースネクストの Web 上で以前のパソコンの登録を削除して、新しい PC にインストール後に再登録します。

SC3WX06AS の HDD 容量は 60 GB。パーティションは C ドライブと D ドライブの2つ。以前、このブログでも投稿しましたが、何年も使っているとソフトウェアの追加やアップデートの繰り返しで C ドライブのディスクの空きがなくなっていきます。空きがなくなった時点でリカバリによるパーティションの変更作業は、特にそのあとのソフトウェアの再インストールと再アップデートが面倒です。

ということで、あらかじめリカバリで C ドライブのみとしました。

あと SC3WX06AS には、WiMAX データ通信カード UD01NA と Wi-Fi アダプタ GW-USMicroN のソフトウェアアクセスポイント機能を設定するだけです。これらはすでに前の機種 KOJINSHA SA5KL08A で設定の経験済みです。記事投稿もしてきました。

UD01NA を USB 端子に差し込むと自動的にインストーラーが起動します。あとはインストーラーに従ってインストールを進めていきます。UD01NA には最新アップデートが存在しますので、インストール終了後にこれを適用します。デフォルトでは自動でアップデートをインストールするようになっています。

GW-USMicroN は、WiMAX 接続をインターネット接続の共有に設定して、GW-USMicroN のソフトウェアアクセスポイント機能を利用して、 iPod touch の Wi-Fi でインターネット接続を試してみるために購入したものです。

PLANEX 11n Draft2.0/g/b対応 無線LAN 小型USBアダプタ (WPSボタン) GW-USMicroN
(amazon.co.jp 商品詳細ページリンク)

GW-USMicroN は、802.11n Draft2.0 に対応していますが、最大 150 Mbps までとなっています。

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SC3WX06AS について、1 日経った現時点でのわたしの感想を書いてみます。

SC3WX06AS は、バイブルサイズのシステム手帳サイズにかなり近いです。質量は約 798 g で PC としてはかなり軽いほうです。

起動すると、Windows XP のタスクトレイにずらりとアイコンが並んでいます。有線 LAN、内臓カメラ、サイレントモードなどのオン・オフのスイッチなども含まれています。カタログ上では標準バッテリーだと約 3.1 時間となっていますので、これらのスイッチでほんのちょっとでしょうが省電力コントロールできそうです。

インテル Atom プロセッサ搭載で、クロックは 1.33 GHz。サイレントモードをオンにすると、コントロールパネルのシステム表示では 798 MHz の動作になるようです。サイレントモード・オフでも、わたしの感覚では静かなほうと感じますが、サイレントモード・オンにするとさらに静かです。ファンの音がほとんど感じられません。

液晶は 7 型で 1,024 × 600 ドット標準表示。このサイズだと文字が非常に小さい。けれどもきっちり可読できます。タッチパネル対応のためか、ぎらぎら感というか、ちらちら感というか、ざらざら感というか、ちょっとした違和感が感じられます。人によっては気になる点かもしれません。

画面表示が、 90 度、180 度、270 度に回転できるようになっています。手動ですが・・・。たて表示にすると電子ブック的な利用に適しそうです。

キーボードは、わたしの指の大きさではかなり厳しいといえます。小さい。文章などの入力は無理そうです。ログインの入力ぐらいまででしょう。ビューアとしての用途に限定したほうがよさそうです。

総合的には、おもしろい・興味深いミニ PC と感じています。そして、1・2年後のこのようなミニ PC などのモバイルデジタル機器 がますます楽しみにも感じられます。

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 (2011.08.28 21:00)